2010年03月03日

派遣社員に強い偏見 企業エゴだけで雇用しない

西山健一2008/09/16


安い人件費で雇用してもすぐに辞められ、また募集を繰り返す。結果的にコスト増となり、人材が育たない悪循環に陥るのではないか。企業は雇用をしっかり考え、人を大切にして欲しい。



 先日、愛知県豊田市在住の友人(30代後半)と派遣の仕事について話し合う機会があった。彼は現在、派遣会社の正式な社員で、派遣先のトヨタで働いている。派遣の仕事は10年を超える。

 未婚で、「マスコミを含め、派遣社員のイメージが正確に伝わっていない。私は派遣会社に就職している正式な社員で、そこから派遣された職場、今はトヨタで仕事をしている。一般的には、派遣会社の大半は、派遣の仕事を希望する人を集め、それを振り分けているだけ。派遣社員はそこから派遣され、仕事をしている。つまり、私は派遣会社に就職している社員で、その点、きっちりと報道されていない」とこぼした。

 また、派遣会社は人を募集し、そこで能力などをチェックすることが不十分で、会社へ送り出して、その職場で問題を起こし、派遣社員全体のイメージを落としているケースが多いという。

 一般企業にとって、いかに人件費を削減するかは大きな課題である。派遣社員は正社員の給料よりも3分の2程度でまかなえ、仕事もそこそここなし、企業にとっては好都合だ。派遣で働く社員は、大半は正社員を希望するが、望みどおりにはなりにくい。しかたなく、派遣という形で働いている人が多い。派遣社員を正社員にする企業も見られるが、全体として少ない。

 友人は、「派遣社員というイメージは、社会的に低く、結婚も考えているが、知り合いのおばさんから、派遣社員でしょと言われ、気分を害した。偏見も強い」と話した。

 今の時代は働き方が多様になっている。しかし、人件費削減のイメージが強い。正社員に就けない人は、どのような雇用形態であれ、とにかく生きるために働かなくてはならない。悪く言えば、派遣会社や企業は彼らをくいものにしているといえる。

 「結婚もしたい。現実は、このまま派遣の仕事を通し、スキルアップし、どう自分の人生計画を立てていくか、考えているところ」と慎重だ。私は彼との話し合いを通して、企業は目先の利潤だけにとらわれず、どうして人材をもっとうまく活用できないか、考える。

 安い人件費で雇用してもすぐに辞められ、また募集をする。それを繰り返すことで、コスト増となり、人材が育たない悪循環に陥るのではないか。希望することは、企業は雇用をもっとしっかり考慮し、人を大切にせよということだ。


http://www.news.janjan.jp/living/0809/0809157243/1.php
インターネット新聞JanJan
posted by Proofreader X at 09:36| 東京 🌁| Comment(1) | お知らせ・ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも参考にしております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
Posted by 派遣社員 at 2010年08月04日 20:29
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